導入事例
株式会社アイ・トピア
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1977年の創業以来40年以上、「メガネストアー」ブランドの店舗を展開し、関東甲信および近畿地方で親しまれてきた株式会社アイ・トピアさま。近年立ち上げたメガネのセレクトショップ「Ten o-one(テンオーワン)」も若い世代から支持されています。
そんなアイ・トピアさまは、従来自社内のサーバーで運用していた基幹システムを「GMOクラウド Private」に移行。その経緯や採用した理由、導入メリットなどについて、株式会社アイ・トピア 情報システム部マネージャー 池田渉さま、情報システム部マネージャー 中村篤史さまにお話をお伺いしました。
3.11を機にオンプレミス環境のリスクを懸念してクラウド移行を推進
株式会社アイ・トピア
情報システム部マネージャー:池田さま
-オンプレミスからクラウドへ、基幹システム移行に着手した経緯を教えてください。
池田さま もともと当社では社内に設置したサーバー内で基幹システムを運用していました。ただ、2010年頃から世の中でクラウドが注目され始め、当社のハードウエアもそろそろ更新時期を迎えることになっていたことから、クラウド環境への移行を検討していました。ちょうどその頃、東日本大震災が発生しました。当社の本社ビルが所在する町田市も計画停電区域に指定され、自社システムがストップする事態を経験しました。このことがきっかけとなって、クラウド移行に本格的に着手することにしたのです。
-業務の根幹に関わる機密情報が多く含まれた基幹システムを、外部で運用することへの不安はありませんでしたか?
池田さま クラウド移行を提案した際には、経営層から「自社のデータを外部に出しても大丈夫か?」という懸念があがったのは事実です。ただし、社内のサーバーよりもデータセンターの方が、電源・空調などの設備面や耐震性などの点で優れているばかりか、プロの技術者が常駐して通信状況や設備の不具合などをチェックしているため信頼性が高いと考えました。
-クラウド環境への移行を経営層にどうやって説得したのですか?
池田さま 現状のままオンプレミスの環境で運用を継続した場合、今後も大規模災害発生に伴う停電時にはシステム停止のリスクがあること。さらに、5年に一度のハードウエア更新時に要していた多額のコスト負担が平準化されること。その他、クラウドの場合は資産計上が不要となることなども説明して、ようやくゴーサインが出ました。
柔軟なリソース対応ができる点が、社の考え方と合っていた
株式会社アイ・トピア
情報システム部マネージャー:中村さま
-「GMOクラウドPrivate」を選定した理由は?
池田さま 当時はまだパブリックとプライベートの区別があまり明確になっていないベンダーが多いように感じました。そうした中で「GMOクラウドPrivate」は、サーバーごとにリソースを調達するイメージではなく、トータルでリソースを借りてそれらを自分たちで区切って運用する仕組みとなっています。そのため、スモールスタートというか小規模な環境から使い始められ、場合によっては即座に撤収できるなど、柔軟なリソース対応ができる点も当社に合っているなと感じました。
中村さま 「GMOクラウドPrivate」の場合、SLA99.999%といった品質面の高さも安心感がありましたね。また、パブリックよりプライベートを選択したのは、自社専用環境ならではの高信頼性を期待したことが大きかったと思います。
-クラウドへの移行期間としてどのくらいを要しましたか?
中村さま 震災後の夏前にプロジェクトを開始して9月中までに基幹システムのクラウド移行を行い、残りのデータについては年内に徐々に移行していきました。
-移行に際してはどんな点で苦労されたでしょうか?
中村さま 特にトラブルはありませんでした。ただ、クラウドの場合は通常の物理サーバーとは異なり、リモートでつないで移行する方法をとりました。御社スタッフにアドバイスを受けながら行いましたが、初めての経験だったので当初は多少戸惑ったことを覚えています。
サーバーの故障を気にする心配がなくなるなど、部門の業務負荷が軽減
-クラウド移行後の効果について教えてください。
池田さま 前述した通り、定期的なハードウエアの買い替えがなくなり、部門のコストの平準化が図られたため、経営層としては経営計画が立てやすくなったのではないかと思います。また、移行から8年近くを経て、「GMOクラウドPrivate」内で動かしているサービスの数は増えているので、トータルとしてはコスト低減につながったのではないでしょうか。
-情報システム部のメンバーは2名だけと伺いましたのでお忙しいと思いますが、クラウド移行後は、業務負荷軽減にも役立ったのでしょうか?
中村さま 以前は、日常的にサーバー機器類のコンソールを開いて点検作業を行うだけでなく、常に会社の鍵を所持し何かあったら深夜でも駆けつける気持ちで日々を過ごしていました。しかし、クラウド化を通じて社内から機器類が一掃されてからは、地道な点検作業がなくなったため、業務負荷が軽減されましたね。その分システムを活用した業務改善など、より上位レベルの仕事ができるようになったと感じています。
クラウド上で運営する基幹システムと他のサービスの連携強化を図る
-今後の展望として構想されていることはありますか?
池田さま 基幹システムとその他のサービスの連携が今後のテーマかなと考えています。例えば、当社の販売促進部が行っているプロモーション活動は、紙からデジタルへとシフトしているため、そうした動きと基幹システムの連携も図っていく必要があると思っています。
-弊社に期待することがあればお聞かせください。
池田さま 従来はクラウドシフト一辺倒でしたが、最近ではプライベートやパブリックを使い分けるハイブリッドクラウドを利用する会社も増えていると聞いています。今後とも当社の基幹システムは「GMOクラウドPrivate」上で運用する予定ですが、それを補完する便利なSaasサービスがあったら、積極的に提案してほしいと思っています。
お忙しいところご協力いただきありがとうございました。
お客さまプロフィール
お客さま会社名 | 株式会社アイ・トピア |
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所在地 | 東京都町田市原町田4-20-1 |
事業内容 | メガネの卸売・小売販売・輸出入業 コンタクトレンズ、補聴器の卸売・小売販売 |
Webサイト | https://meganestore.co.jp/ |
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